魚のいるポイントを探して、移動とキャストを繰り返すランガンスタイルは、ルアーゲームの醍醐味です。
そんなランガンスタイルには釣り道具を収納するランガンバッグは欠かせません。
私がロックフィッシュゲームを始めたばかりの頃は、沢山収納できる大きめのランガンバッグがあれば釣り道具が増えても安心と感じて、深さのあるバッグを購入しました。
しかし、いざ使ってみると、歩いて移動するには動きにくく、仕掛けなどの小物がバッグ内で散乱するなど、使いにくい大きな重荷をただ持ち歩くだけとなってしまったのです。
そんな苦い思いをした私ですが、現在はコンパクトなショルダーバッグタイプのランガンバッグを愛用しています。
ルアーゲーム初心者でも軽量で扱いやすく、小物が多い釣り道具の収納もスッキリと整頓できます。
そこで今回は、ロックフィッシュ用に私が愛用しているランガンバッグとロックフィッシュゲームに必要な釣り道具を紹介します。
monoiiフィッシングタックルバッグ
今回ご紹介するのは、ロックフィッシュゲームで私が愛用しているmonoii(モノイースポーツ)フィッシングタックルバッグです。
Amazonで探している時にたまたま見つけたバッグで、商品情報やレビューが少なくて「怪しい」という第一印象でしたが、3,500円の低価格でありながら私がランガンバッグに欲しい機能が全て搭載されていることに魅力を感じて購入してみました。
まずは私の購入の決め手となったランガンバッグに絶対に欲しい機能、4つのホルダーを順番に見ていきましょう。
また、それと合わせて、ホルダーに取り付けている私の愛用ツールも紹介します!
1.ロッドホルダー
1つめのホルダーは、私がランガンバッグを選ぶ際に絶対に欲しいロッドホルダーです。前面ポケットの左側に付いています。
スピニングとベイトの2つのタックルを使っている方は予備ロッドの収納に活躍し、ロッド1本の方は移動する時や仕掛けを組み直す時に両手がフリーになってとても便利です。
また、ロッドホルダーには珍しいゴム素材でロッドをしっかりと固定してくれます。
別売りのロッドホルダーを購入して使ったこともあるのですが、マジックテープが甘くてロッドの重さに耐えきれなかったり、移動するたびにガチャガチャと動いて使いにくいことからロッドホルダー付きのランガンバッグを選んでいます。
私は2つのタックルを持っていくのでロッドホルダーは常時塞がっているのですが、仕掛けを組み直す時は、前面ポケットにロッドを挟んで両手が使えるようにしています。
地面に置いて作業をすると、ロッドのティップ(先端)が傷付いて折れやすくなりますし、ロッドを股に挟むのも不安定で落ち着かないですよね。
それにしても「DREAM FISHING」て...ド直球なネーミングが最高ですっ!
ちなみに、このランガンバッグはベルトの位置を付け替えて、ショルダーバッグとウエストバッグの2Way仕様が可能ですが、私は仕掛けの組み直しでバッグを前に移動することが多いのでショルダーバッグとして使っています。
2.プライヤーホルダー
続いて2つめのホルダーは、ランガンバッグにはほぼ標準装備されているプライヤーホルダーです。サイドポケットの外側に付いています。
マジックテープで取り出しやすく、プライヤーホルダーの先端に付いているDリングに尻手ロープでプライヤーと繋げることができるのも嬉しい機能ですね。
プライヤー
プライヤーがあると、リグを組んだ時の余分なラインをカットしたり、魚の口から安全にフックを外したりとルアーゲームの必須アイテムです。
ダイワのプライヤーV190Hを4年以上使っていますが、ステンレス製でサビに強くてグリップがとても握りやすいです。
「100均のペンチで十分っ!」と思っていたのですが、釣行2回目でサビまみれです。釣り専用のプライヤーは安心感が違いますね。
3.フィッシュグリップホルダー
3つめのフィッシュグリップホルダーは、前面ポケットの右側に付いています。
先ほどのプライヤーホルダーと同じく、Dリングとマジックテープのシンプルな設計ですが、自分の使っているフィッシュグリップのサイズに合わせて調整できるのは地味に嬉しい機能です。
フィッシュグリップ
フィッシュグリップは、魚の下顎に挟んでフックを外したり、写真撮影の際になぜか欲しくなってしまうアイテムです。
動く魚に直接触るのを怖がる私の長男も、フィッシュグリップがあれば魚と写真を撮って思い出づくりができちゃいます。
魚の下顎にフィッシュグリップを挟むと魚が大人しくなるので、写真撮影や手をケガすることなく安全にフックを外すことも可能です。
カーボン製でサビる心配もなく、軽くて子供も扱いやすいという理由でマルシンのヴァルキリーグリップを愛用しています。
必須アイテムではありませんが、魚に触らずにクーラーボックスに入れることもできるので、1度使うと手放せなくなります。
4.ドリンクホルダー
最後の4つめのホルダーは、500mlのペットボトルが余裕で入るドリンクホルダーです。前面ポケットの右側に付いています。
ペットボトルを取り出すだけのワンアクションでもストレスフリーが良いですよね。
ランガンバッグに別売のホルダーを購入して自分好みにカスタマイズをする楽しさも魅力的ですが、ホルダー標準装備のmonoiiフィッシングタックルバッグは、釣り道具を入れるだけの手軽さが魅力です。バッグの予算を抑えられるのも嬉しいですよね。
4つのホルダーの標準装備の他にも、素材やファスナー部分も「この価格でここまでするの?」と驚きました。
カラーラインナップは写真のオリーブカラー1色のみですが、私好みのミリタリーカラーがとにかくカッコいい!
バッグの素材は1200D(デニール)ナイロン素材が使われていて、1000D以上は生地が丈夫で厚く、耐久性と防水性に優れています。
同じ価格帯のランガンバッグの中では数値が高く、「お手頃価格で丈夫なバッグ」です。
ファスナー部分も金属製ではなく錆びない樹脂製で海水対策と、ファスナーが隠れてバッグ内部が濡れにくい設計となっています。
ファスナーもしっかり作り込まれていると、細部まで釣り人のことを考えたバッグと感じられて嬉しくなりますよね。
ポケットの収納力とロックフィッシュゲームに必要な釣り道具
先ほどご紹介したプライヤー・フィッシュグリップを含めた写真の釣り道具が全て入っています。
このバッグ1つでデイゲームのハードロックとナイトゲームのライトロックを楽しんでいます。
これから始められる方や、収納方法に困っている方に少しでも参考にしていただければ幸いです。
それでは、ランガンバッグの各ポケットの詳細と、私がロックフィッシュ用に持っていく釣り道具を見ていきましょう。
前面ポケット
まずはマチ付きで使い勝手の良い前面ポケットから見ていきましょう。
ガバッと大きく開く前面ポケットは、ストレスなくスムーズに出し入れができるので、ジグヘッドやプラグなどの小物をまとめられるジグヘッドケースを収納しています。
また、内ポケットが2つあるため、予備のスナップやフックの収納に便利です。
ケースを取り出しやすい反面、ワームの袋などをいくつも収納すると落としてしまうことがあるため、開口部の広いポケットにはケースがおすすめです。
ジグヘッドケース
両面収納できるジグヘッドケースは、ライトロックでスピニングタックルを使用されている方におすすめです。
スリット入りのマットの面には、ジグヘッドを差し込んで管理できます。列ごとに重さを分けて保管するとわかりやすいです。
何個かジグヘッドにワームをセットして用意しておくと、釣り場でジグヘッドとラインを結ぶだけなので仕掛けを組む時間を短縮できます。
もう片方の面には、仕切り版でメタルジグやプラグを保管できます。マグネットシールが付属されているので、好みのサイズにカットして小さなスナップも保管可能です。
私はワームメインなので現在はプラグ1つのみですが、スペースがあると埋めてみたくなっちゃいますね。
使用済みのワームを未使用と混在させたくない方は、空いてるスペースに一時的に保管するのもおすすめです。
アジング・メバリングでお馴染みのダイワ月下美人ジグヘッドケースです。
ケース1つで管理すると、買い過ぎや買い忘れを防止できておすすめです!
メインポケット
開口部の広い前面ポケットに対して、メインポケットは大きく開かないため、小物をまとめて収納するのに最適です。また、内ポケットも1つ付いています。
私がメインポケットに入れている釣り道具は次の4つです。
1.ワーム
まず1つめのワームは、2インチから3.8インチのサイズを10袋くらい入れています。
ケースで保管されている方には少し使いにくい構造ですが、風が強い日でも飛び散る心配もなく、ワームの袋を立てて保管するには丁度良い感じのバッグの高さで、使いたいワームがすぐに取り出せます。
今までは密閉容器が必須だったガルプワームも、2018年に「生まれ変わったガルプ!」にリニューアルされてからは袋のままメインポケットに収納しています。
バークレイのガルプワームは、開封後の強烈なニオイがしなくなった他にも、袋の密閉性が向上して扱いやすくなりました。
写真のように、2重のジップで液漏れしにくい構造は嬉しいですね。袋を立てて保管できるmonoiiフィッシングタックルバッグと相性抜群です!
2.フック・シンカーケース
続いて2つめのフック・シンカーケースはテキサスリグ用です。
両面見開きで写真の左側にはフック、右側にはシンカーと使いたい道具が一目瞭然です。
フック・シンカーケースとワームがあればテキサスリグが組めるようにしています。
3.フィッシングメジャー
3つめのフィッシングメジャーは、ロックフィッシュゲームの醍醐味である自己記録を計測するために欠かせません。
写真ではアイナメを並べて撮影していますが、計測する際はフィッシングメジャーの上に魚を置いて計ります。
ダイワのフィッシングメジャーはコンパクトに収納できるという理由で購入しましたが、全部広げないと計測できないのが難点です。
このようなタイプのメジャーが多いので、私の好きなダイワのメジャーを選びましたが、ラパラの120cmフィッシュルーラーならば、計測したい魚のサイズ分だけ引き出して計測できるうえ、収納時はほぼ同じサイズになるとのことで気になっています。
4.ショックリーダー
最後の4つめのショックリーダーは、PEライン使用時のライトロック用とハードロック用の2種類です。
使用頻度の高いフック・シンカーケースとワームはメインポケット、必要な時にすぐ取り出したいフィッシングメジャーとショックリーダーは内ポケットに収納しています。
サイドポケット
サイドポケットはマチが大きく、スマホよりちょっと小さいサイズです。
私はたまにしか使わないのですが、「エサより釣れる」とまで言われる最強ワームの収納場所は、サイドポケット1択です。
汁系ワーム
その最強ワームとは、エコギアの熟成アクアやバークレイのガルプワームが代表的な汁系ワームです。
強烈なニオイで抜群の集魚力を発揮するワームですが、うっかり汁をこぼしてしまったらバッグがいつまでも臭いという恐るべきワームです。
メインポケットに入れている新型ガルプワームは例外として、そのほかの汁系ワームは袋の状態で保管しても汁漏れは避けられないため、サイドポケットで出番が来るその時まで封印をする必要があります。
メイホウのリキッドパックは、液漏れしない超おすすめの密閉容器です。ニオイが苦手なので、他のワームで魚の生命反応が感じられない時に限定して使用しています。
背面ポケット
背面ポケットは、スマホや小銭入れなどの貴重品入れに使用しています。
商品購入時に説明書が無かったので2本のベルトと4つのDリングの使用用途が不明な点が唯一の不満です。
釣具メーカーのランガンバッグの背面部は、通気性とフィット感の良いメッシュ素材を使用しているので、このバッグもメッシュ素材であればもっと快適だったかなと感じます。
装着イメージは、街中で使用するショルダーバッグと同じ感覚です。
必要なモノしか入っていないので、3時間くらい釣りをしても肩が痛くなるようなことはありませんでした。
最後に
ロックフィッシュゲームを始めてから5年が経ちましたが、monoiiフィッシングタックルバッグは3個目のランガンバッグです。
ランガンバッグのタイプも色々と試した中で、コンパクトなショルダーバッグタイプが1番使いやすいと感じます。
今回ご紹介した釣り道具の他にもヘッドライトやサングラスなどの身に付けるものはありますが、今後ランガンバッグに釣り道具を増やすとしたら、タオルホルダーとランディングネットも準備したいなと思っています。
ランディングネットも種類が豊富で頭を抱えてしまいますよね・・・。使ってみて良いランディングネットがあれば記事にしてご紹介しますね。
これからロックフィッシュゲームを始める方や、釣り道具が増えてお悩みの方へ参考になれば幸いです。