私自身の話になりますが、去年の12月に23年間勤めていた会社を退職しました。
昇進して管理者に近づくたびに、会社の風土や組織体制の嫌な部分が見えるようになり、自分の意に反した指示を部下社員へ伝えなければならない「不満とストレス」で精神的に滅入ってしまい、仕事はもちろん、プライベートでさえも「心の底から楽しむ」ことができなくなっていたからです。
「定年まで自分の気持ちを押し殺して会社にしがみつく人生から脱却したい」という思いから退職を決意し、自分の好きなことを仕事にしていこうと当ブログ「ツリタム」の運営を開始しました。
退職した現在では、幸いにもブログを総合的にご指導いただける師匠に出会えて、勉強できる環境下で楽しい日々を過ごしております。
このような人生の方向転換を機に、今まではエントリーモデルのタックルで楽しんでいた釣りですが、ずっと欲しかった上位モデルのロッドを頑張った自分へのご褒美として思い切って購入しようと決意しました。
不純な動機と思われてしまいますが、退職する半年くらい前から「仕事を辞めたら良いロッドを買おう!」という気持ちで頑張れたように感じます。
エントリーモデルに慣れ親しんでいる私にとっては、上位モデルのロッドは未知の領域ですが、「値段に縛られず、自分が本気で欲しい1本」を選んでみようと探しました。
私の1番好きなライトロックフィッシュゲームで軽量リグが扱えるスピニングロッドに決めて、最終的に2本まで絞って悩んだ末に、ダイワのメバルロッド・月下美人 AIR AGS 68L-Tを今年1月に購入しました。
そこで今回は、私が本気で選んだダイワの月下美人 AIR AGS 68L-Tの特徴と釣果実績を含めた使用感をご紹介します。
- 月下美人 AIR AGS 68L-Tはプロアングラーりんたこ(岩崎林太郎)さんの監修ロッド!
- 月下美人 AIR AGS 68L-Tの特徴
- 月下美人 AIR AGS 68L-Tを4ヶ月使ってみて
- 最後に
月下美人 AIR AGS 68L-Tはプロアングラーりんたこ(岩崎林太郎)さんの監修ロッド!
2019年9月に発売された月下美人 AIR AGS 68L-Tは、尺メバルハンターとして活躍されているりんたこ(岩崎林太郎)さんの初監修のメバルロッドです。
2本継ぎのメバルロッドで、10本のテストロッドを試していくうちに、バット部分とティップ部分を組み換えて出来たロッドみたいです。もしかしたらダイワの意図から外れたロッドかもしれませんね。
このロッドで1番驚いたのが、監修者のりんたこさんが言うには「メバルロッドだけど、色んな場所で魚種を選ばず楽しんで欲しい」というコンセプトで作ったロッドということ。
今までの上位モデルのロッドは、魚種を絞った専門性の高いロッドが主流で、言わばスペシャリティロッドが当たり前だったので、あえて魚種を選ばないコンセプトに衝撃を受けました。
私が月下美人 AIR AGS 68L-Tに決める前に悩んだもう1本のロッドは、ヤマガブランクスのブルーカレント ジグヘッドスペシャル62/TZ NANOで、ジグヘッドリグに特化したスペシャリティロッドでした。
ジグヘッドリグに特化したルアーウェイト3gまでと超尖った設計で、操作性を試してみたいと凄く気になったのですが、上位モデル定番の専用設計を打ち破った月下美人 AIR AGS 68L-Tの可能性にワクワクしちゃった時点で月下美人ロッドをポチりです。
ブルーカレント ジグヘッドスペシャル62/TZ NANOも、機会があれば是非使ってみて記事を書きたいロッドです!
月下美人 AIR AGS 68L-Tは、なんでも釣れるというコンセプト以外にも、私がクロソイをメインターゲットに使いたいと感じる魅力がふんだんに詰まっています!
月下美人 AIR AGS 68L-Tの特徴
月下美人 AIR AGS 68L-Tを使用してみて「ここが凄い!」と感じた特徴は、次の5つです。
- 全長2.03m:6フィート8インチの扱いやすいショートロッド
- ルアー重量0.5g~8g:ライトロックフィッシュでよく扱う8gまで対応
- 自重57g:エントリーモデルでは味わえない異次元の軽さ!
- AGSガイド:ダイワ独自のガイドで感度良好!
- チューブラーティップ:張りがあるのにしなやかな曲がり
実際に釣行して使用した回数は3回くらいですが、海でロッドを振ってるだけでも楽しいと感じるほど、操作性がとにかく気持ちの良いロッドです。
月下美人 AIR AGS 68L-Tのスペックの詳細については、ダイワの公式HPを確認してみてください。
それでは、月下美人 AIR AGS 68L-Tの特徴を詳しくみていきましょう!
1.ロッドの長さ
まず最初に、月下美人 AIR AGS 68L-Tのロッドの長さは、6フィート8インチのショートロッドモデルです。
ショートロッドの最大のメリットは、狙ったポイントへ確実にワームを届ける操作性にあります。
ロッドは短くなるほど飛距離は落ちますが、操作性は向上します。クロソイをターゲットにしている私にとっては、6フィート8インチは操作性を重視した扱いやすい長さです。
足元の壁際へワームを落とし込んだり、テトラポットの隙間の穴釣りのシーンでも短いロッドは大活躍です!
2.ルアーウェイト
続いて、2つめのルアーウェイトは0.5g〜8gと、私が試してみたかった1.5g以下の軽量リグからよく使用する8gまで、ライトソルトゲームを幅広く楽しめる重さです。
実際に試した重量は1.5gと3.5gの2つのみですが、軽量リグが気持ち良く飛んでいくのでキャストしているだけでも十分楽しいです!
しかし、何度かキャスティングとリーリングを繰り返していると、0.5g〜8gのルアーウェイトの範囲であれば全てのリグが扱えるというわけではなく、不向きなリグもあると感じました。
リグについては、ロッドのティップ(竿先)からバット(竿の根元)までの曲がり具合によって扱いやすいリグが異なりますので、詳しくは5.ロッドのテーパー・曲がりにてご紹介します。
3.ロッドの自重
3つめのロッドの自重は、ダイワのメバルロッドでは史上最軽量の57gです!
実際に測ってみると52gと、5gの誤差は気になるところですが、手に持った瞬間に体験したことのない圧倒的な軽さに驚き、思わず笑ってしまいました。
私が今まで愛用していた釣具店オリジナルのエントリーモデルのロッドの長さは、6フィート6インチで月下美人 AIR AGS 68L-Tより少し短めですが、ロッドの自重は2倍以上重い118gです。
月下美人 AIR AGS 68L-Tの手に持った瞬間に感じる圧倒的な軽さだけでも十分満足なのに、「ただ軽いだけのロッドじゃない」というロッド自重よりも持ち重り感を意識した設計に、ただただ驚くばかりです。
持ち重りを感じない後方重心
「ロッドを持った時に軽いと感じるのは当たり前で、水平に傾けた時に持ち重りしないことが大事」と、とにかく持ち重り感にこだわった設計みたいです。
しかし、常に重さを感じるロッドを使い続けた私の体感では、月下美人 AIR AGS 68L-Tを手に持って、ロッドを立てても傾けても「ロッド名にAIRを冠するだけあって空気のように軽い!」と、残念ながらポンコツなコメントしか思い浮かびません。
ロッド単体ではただ軽いだけで持ち重り感がわからない私は、ロッドとリールをセットして目に見える検証をしてみました。
リールをセットした重量とタックルバランス
ダイワ史上最軽量の月下美人 AIR AGS 68L-Tは、軽量リールをベースにしてテストを繰り返してできたロッドのため、同じ状況でタックルの重量とバランスを計測してみました。
ロッドの新調に合わせて同時に購入したダイワの19バリスティックLT2000SS-Pを、ラインを巻いた状態でセットしてみると212gの重量で、ロッドとリールを組み合わせた重量とは信じられないくらいの軽さです。
身近なもので例えると、200mlのジュースを手に持ってルアーゲームをしている感覚です。
「軽さは絶対の正義っ!」とまでは言いませんが、何度もキャスティングとリーリングを繰り返すルアーゲームにおいては、長時間釣りをしても重量が気にならない軽いタックルのほうが疲れにくくて良いですよね。
参考までに、私が初めて使用した釣具店オリジナルタックル測ってみると、129gも重い341gの重量です。350mlの缶ビールを持ってる感覚ですね(笑)
続いて、タックルバランスについても見ていきましょう!
タックルバランスは、指1本で重心がどこにあるか確かめることができます。
月下美人 AIR AGS 68L-Tに19バリスティック2000SS-Pをセットした重心です。
リールを中指と薬指で挟んで握った際に、人差し指より前に重心があると理想的と言われています。
重心が竿先に近いと「先重り」、リールに近くなると「持ち重り」を感じるようです。
実際にリールをセットした状態で手に持ってみると、水平に傾けても重量が全く気にならず、感動のあまり思わず笑みがこぼれてしまいます。
タックルが軽いと、操作性や感度の違いが明確にわかりますし、長時間釣りをしても疲れにくいため、月下美人 AIR AGS 68L-Tを検討されている方は、軽量リールをセットして手に持った感動を是非とも味わって欲しいです!
ダイワの19バリスティックLT2000SS-Pのリール自重は160gです。月下美人 AIR AGS 68L-Tと同じく2019年9月に発売されたリールなので、思い切ってロッドと同時に購入してみました!
結果的には、りんたこさんの月下美人 AIR AGS 68L-Tの解説動画で使用しているタックルそのまんまで、私の個性のカケラも見当たらないタックル選びとなりましたが、「プロが使用しているタックルを試してみたい!」という憧れを抱くのは私だけでは無いはず・・・。
19バリスティックLT2000SS-Pについては、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
私が渓流トラウト用に愛用している、ダイワの18カルディアLT2000S-XHのリール自重は170gです。
2018年に発売されたリールで2万円以下で購入できるので、こちらもおすすめの軽量リールです!
18カルディアLT2000S-XHについては、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
4.ロッドの感度
4つめのロッドの感度は、ライトゲームをする際に絶対に欲しい要素の1つです。
実際に使ってみないとわからない感覚の部分なので、私なりの体感をお伝えすると、通い慣れた港でも地形がより鮮明に感じ取れたり、今まで判断が微妙だった魚の小さなアタリも振動がダイレクトに手元に伝わってきたりと、想像を上回る良好な感度に感動しました!
エントリーモデルで常に手元にあった「重量」という余計な情報が無くなったのも振動を感知しやすくなった原因の1つと思いますが、AGSガイドとカーボンファイバー入りのリールシートが、ラインを通して伝わる振動をダイレクトに手に届けてくれると実感できます。
軽量性と高い剛性を兼ね備えたAGSガイド
軽量性と高い剛性を兼ね備えたAGS(エアガイドシステム)ガイドは、私がずっと試してみたかったダイワ独自のカーボン素材のガイドです。
カーボン素材のガイドは、1番軽いとされていたチタンよりも軽くて強い。そして、なにより見た目もカッコいいと、死角なしのガイドです!
ガイドの素材が硬いと、ラインを通して伝わるわずかな振動も吸収することなくダイレクトに響くので、魚の小さなアタリも明確にわかります。
唯一欠点をあげるとすれば、AGSガイドの付いているロッドは、メーカー希望価格が約4万円以上の上位モデルのみという点です。もっとお手頃価格でダイワの技術を堪能してみたいです・・・。
カーボンファイバー入りリールシート
カーボンファイバー入りのリールシートは、手にすっぽりと収まってフィット感抜群です!
カーボンファイバーが入っているので軽量化はもちろん、感度もビシビシと伝わってくるため、通い慣れた港でも海藻類の多い場所をいち早く察知して根掛かり回避に貢献してくれます。
月下美人 AIR AGS 68L-Tのロッド感度で、1.5gのジグヘッドリグの着底を感知できるか試してみたのですが、私の感知能力では残念ながら「着底したかな?」くらいの感覚でした。ちなみに、重量を3.5gに変えてみると着底がはっきりと感知できました。
手に伝わる感度は、ロッドをガンガン使い込むうちに研ぎ澄まされていくと思いますので、月下美人 AIR AGS 68L-Tの性能を引き出せるアングラーを目指す楽しみもこのロッドの魅力の1つかもしれませんね。
5.ロッドのテーパー・曲がり
最後の5つめのロッドのテーパー・曲がりについては、ティップからベリーは張りがあり、バット部分は少し柔らかめのレギュラーテーパーです。負荷がかかるとティップからバットまで綺麗に曲がります。
ティップからベリーまで張りがあるので、ジグヘッドリグやプラグなどで巻きの釣りをしている時に1度ピタッとハンドルを止めると、ティップのわずかな反発力でルアーがフワッと漂うアクションに変化します。このちょっとした動きに魚が反応してくれるのでクセになりそうです。
巻きの釣りと漂わす釣りが面白く感じる一方で、バット部分が少し柔らかいため、強くフッキングする必要があるテキサスリグなど、ワームがフックに隠れているリグは不向きかなと感じます。
テキサスリグまで快適に扱えてしまうと、私の愛用しているベイトフィネスタックルの出番が少なくなるので、本音を言うとリグの使い分けでタックルを変えられると安心しています。
ベイトフィネスタックルについては、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
月下美人 AIR AGS 68L-Tを店頭で触ってみると、全体的にシャキッとした張りのあるロッドと感じるかもしれませんが、ティップとバットのバランスが絶妙で、操作性がとにかく気持ちの良いロッドになっています。
張りのあるチューブラーティップ
ティップの形状は好みが分かれるところではありますが、私は張りのあるチューブラーティップが大好きです!
ライトロック用に使っている月下美人 AIR AGS 68L-Tのチューブラーティップ。
— たむ (@TuriTamHRF) 2020年5月17日
このくらい張りがあるとキャスティングが気持ちよくて、根掛かりも弾いてくれるから面白い😁#月下美人ロッド pic.twitter.com/HzIl5v7GJH
指でティップの張りを確認してみると、静止するまでにブレていますが、実際に釣りをする時はガイドにラインが通っていますので、キャスティング時はティップがピタッと止まってルアーが爽快にかっ飛びます。
「6フィート8インチのロッドでこんなに飛ぶの!?」と体感できるレベルです。
また、リーリング時に海藻類などの揺れる障害物も、張りのあるティップが「パンッ」と根掛かりを外してくれて、ルアーのロスト軽減にも大活躍です!
柔らかめのバット部分
手でバットの曲がり具合を確認してみると、指1本の力で軽くしなるくらいの柔らかめのバットです。
元の位置に戻ろうとする弾力性が、キャスティング時と魚を掛けた時に良い仕事をしてくれます。
- キャスティング時:ロッド全体のしなりで飛距離に貢献してくれます。ムチのようにしなってピタッと止まる爽快感にハマりました。
- 魚を掛けた時:バット部分で魚の荷重を溜めているだけで、魚が自然と浮いてきます。不意な大物が掛かってもしっかりと魚が浮いてくるのを体感してしまうと面白くて仕方がないです。
1つ懸念している点は、根魚をターゲットにした時に、バットのしなりが根に潜られるスキを与えてしまうところです。
月下美人 AIR AGS 68L-Tを4ヶ月使ってみて
月下美人 AIR AGS 68L-Tを4ヶ月使ってみた感想は、ロッドの軽さ・感度・曲がり具合の全てが快適な操作性に繋がっているロッドと感じます。
キャスティングから魚を掛けてキャッチするまで不満を感じるようなこともなく、気持ちの良い釣りを楽しめる1本です。
キャスティング
初めてキャスティングした時は、経験したことの無い軽いロッドに、無謀にも使ったことの無い1.5gを試したこともあって、イメージした方向にルアーが飛んでいきませんでした。
何度も練習していくと、今まで余計な力が入っていたのがわかり、自分のキャスティングを矯正してくれているように感じます。
1.5gに慣れてきて3.5gも使用してみたのですが、エントリーモデルの1.5倍くらい飛距離がアップしていたので、「うぉっ!?」とキャスティングした自分がルアーのかっ飛んでいく様子に驚いてしまいました。
ムチのようにしなってピタッと止まるロッドの調子があまりにも気持ち良くて、「次はもっと上手くキャスティングしてみよう」と魚を釣るよりもキャスティングが楽しくて、夢中になって練習してました。
まだまだキャスティング練習は必要ですが、自分のテクニックも上達している実感があると投げてるだけでも楽しいですよね!
釣果時の感想
アタリの小さい小型の魚と、ロッドのパワーが確認できる大物をなんとか釣ることが出来たので、それぞれの釣果と一緒にロッドの感想をお伝えします。
小型のエゾメバル
15cm未満のエゾメバルの小さなアタリが、はっきりと手に伝わってビビりました。
エントリーモデルのロッドでは、竿先がビクビクして「何か釣れたかな?」と、目で確認して判断していた小型の魚も、手に伝わる振動でいち早く察知できるので、今後の釣果アップに期待が高まります。
54cmのアメマス
54cmのアメマスも余裕で釣れるロッドパワーに驚きました。まさか、クロソイ狙いの仕掛けでアメマスが釣れるとは思いもしませんでした。
「ロッドが折れそうでヤバイ!」って時は、ロッドが軋んで悲鳴をあげたりするのですが、そのような心配は一切無かったです。
りんたこさんの解説通り、バットで魚の荷重を溜めているだけで魚が浮いてくるので、慌てず安心して引き寄せられました。
むしろ、0.4号のPEラインと6lbのフロロカーボンリーダーのラインブレイクと、1.5gのジグヘッドのフックが折れそうでヒヤヒヤしてました。
釣りあげてから確認してみると、ラインはなんとか大丈夫だったのですが、フックはひん曲がってバラす寸前でしたね。
バット部分の粘り強さで確実に引き寄せるロッドパワーに感動です!
今後釣ってみたい魚種
今後釣ってみたい魚種は、なんと言っても、月下美人 AIR AGS 68L-Tの購入目的でもある尺超えのクロソイを釣ってみたいです。
デイゲームでアイナメも狙いたいところですが、バットの柔らかさが根に潜るスキを与えてしまいそうなので、ボトムの少し上にワームを泳がせて、アイナメを浮かせた状態で勝負できればなんとかいけるかなと検討中です。
さすがに50cm超えのアイナメは、ロッドの粘り強さを発揮する前にパワー負けして根に潜られそうです。
予想していなかったアメマスも釣れたので、海以外にも湖や河川でニジマスも釣れそうな期待感もあります。
釣果情報などは、記事の追記やTwitterで写真をアップしていきますので、興味のある方は覗いてみてくださいね。
初めての1本としてはおすすめできない
操作性が抜群で使っていて気持ちの良い月下美人 AIR AGS 68L-Tなので、初心者の方にもおすすめの1本です!...とは、正直言えないかなと感じます。
なぜなら、私が釣りを始めたばかりの頃は、ロッドのしなりを利用してキャスティングをしたり、魚を掛けた時にバットに魚の荷重を乗せることが出来なかったからです。
釣りに詳しい友人や知り合いの方がいるなら最初に購入しても良いとは思いますが、YouTubeや釣り番組の見様見真似で釣りをしても、ティップに負荷をかけすぎてロッドを折る可能性が高いです。
「釣り初心者が良いロッドを折ってしまうのは勿体ない」と誤解されてしまいそうですが、「高価なロッドを折ってしまった時の絶望感を味わって欲しくない」のです。
ロッドの保管の際にも、横からの衝撃に弱いのであっさり折れてしまうケースもあるため、一通りの知識を蓄えてから上位モデルのロッドを検討した方が自分に合ったロッドを選定しやすいです。
もし、予算を高く設定できるなら、汎用性の高いリールに予算をつぎ込んで、ロッドはエントリーモデルを何本か試して、自分の釣りのスタイルを見つけてから上位モデルのロッドを購入することをおすすめします。
最後に
ダイワの月下美人 AIR AGS 68L-Tは、月下美人シリーズの上位モデルのロッドではありますが、メバルロッドのスペシャリティロッドというよりも、ライトゲーム全般を快適に楽しめるオールマイティロッドと言っても過言ではありません。
私のようにエントリーモデルで釣りを楽しんでいる方は、月下美人 AIR AGS 68L-Tの次元の違う快適な操作性で、釣りがさらに楽しくなること間違いなしです!
日々の仕事などで頑張っている自分へのご褒美ロッドとして、非日常の釣りを全力で楽しみましょう!
(りんたこさん監修のロッドで人気があるせいか、現在は価格が高騰しております。)